沖縄防衛局が国頭村安波の北部訓練場N-1地区で進める新たなヘリパッドの建設工事について、終了予定を来年3月までと設定していることが10日、分かった。防衛局の事業行為通知書に記されており、ヘリパッド建設に反対する現地行動連絡会の北上田毅さんが入手した。

 防衛局は県赤土等流出防止条例に基づき、5月27日に同通知書を県に提出。県は「赤土対策上の不備はない」として10日午後、確認済通知書を決裁し、防衛局に郵送した。これを受け、防衛局は近く工事を開始する見通しだ。

 北上田氏によると、県は6月12日に現地での立ち入り調査を実施。工事用道路の数カ所が崩落していることなどを指摘し、防衛局に対策を求めた。防衛局は7月7日、県に追加資料を提出。「崩落箇所に板柵を設け、砂を入れた土のうなどで補強する」と説明しているという。

 入手した通知書によると、防衛局は7月1日の工事開始を予定していた。また工程表には3カ月目から造成工事を本格的に始める計画が記されている。

 事業面積は約1万4800平方メートルに上り、造成工事の切り土は約3600立方メートル、盛り土は約3300立方メートル。ほか、赤土流出防止施設の構造や配置などを記載している。

 防衛局は3月末の工事終了を目指しているが、反対派の阻止行動も予想され、予定通り工事が進むかどうか不透明な要素もある。