沖縄県農林水産部が11日にまとめた台風8号による農水産物、施設などへの被害額(速報第3報)は総額約22億8685万円となった。本島北部で鶏(計1万1200羽)や子豚(16頭)の衰弱死、防波堤の破損、農道・林道での土砂崩れ、のり面崩壊、ハウス破損などが新たに発生した。

 水産業施設などの8億7329万円が最大で、阿嘉漁港防波堤破損約8億7200万円、伊平屋・宮古島の海ブドウ施設の機械故障124万円だった。

 林業施設は約1億6805万円で北部の林道33カ所でのり面崩壊があり約7852万円の被害。土砂崩れは名護市の2カ所で約4500万円。防風林や防風柵の流出が計4件あった。

 農業用施設は約1億3954万円。本島中南部の農道でのり面崩壊が18カ所あり、約1億2740万円。ハウス施設の破損は中部地区4カ所の約1214万円。

 サトウキビは約5億928万円、野菜約3億5173万円、果樹約1億9929万円で大きな変動はなかった。

 畜産は約1372万円。本島全域の18カ所で畜舎のトタン屋根がはがれて約1219万円の被害。北部の養鶏農家ではブロイラーのひな鳥1万800羽、採卵鶏400羽が衰弱死して約136万円。養豚農家でも子豚の死亡で約17万円となった。

 地区別では南部が最も深刻で約14億3271万円。北部約3億5683万円、宮古約2億8661万円と続いた。