【北中城】農地の賃貸を仲介する北中城村農地バンク(頭取・新垣邦男村長)の営業開始式が7日、農業関係者や自治会長らが参加して開かれた。契約成立第1号も発表され、農地バンクの積極的な利用をアピールした。

農地バンクで契約第1号となった城間建人さん(右)と嘉手川繁正さん(左)。中央は新垣頭取=北中城村役場

 農地バンクは耕作放棄地を解消するため、貸し手と借り手の登録を進め、契約を円滑に進めるのが狙い。

 貸し手の「土地を貸したら返ってこないのではないか」という不安解消や農地の管理、借り手の希望面積などとのマッチングを行う。

 村は村農業委員会などと連携して4月30日にバンクを設立。その後、委員らが土地所有者を訪問し、意向調査を重ねてきた。7日までに借り手12人、貸し手3人がバンクに登録している。

 営業開始式では村仲順の城間建人さん(25)と、村内に農地がある嘉手納町の嘉手川千恵子さん(70)の契約成立も発表された。これから農家を目指すという城間さんは「土地が見つかってよかった。ネギを植えて、将来は農業で生計が立てられるよう頑張りたい」と笑顔を見せた。

 代理で出席した嘉手川さんの夫の繁正さん(75)は「バンクが責任を持って管理してくれるので安心」と話した。

 新垣頭取は「農業の活性化を図ることで観光や雇用にもつながる。農地バンクの役割は大きい」と積極的な活用を期待した。