国際通りと沖映通りの角地の牧志1丁目3番地区(約2800平方メートル)に、商業施設やホテルなどを建設する再開発計画が進んでいることが12日分かった。計画では、ホテル、商業テナントと居住施設を備えた高層ビル、商業施設別館の3棟を建設する予定。再開発事業の主体は、同角地の地権者らでつくる「牧志1丁目3番地区市街地再開発準備組合」(真喜志一輝理事長)で、2018年の完成を目指し、那覇市と調整している。

商業施設などの建設で再開発が計画されている牧志1丁目3番地区=12日

牧志1丁目3番地区

商業施設などの建設で再開発が計画されている牧志1丁目3番地区=12日 牧志1丁目3番地区

 計画案は、3棟のうち1棟は12~13階建てのホテル。別の1棟は約20階建てで、地下1階~4階にレストランや物産店などの商業テナントを備え、5階以上をマンションやコンドミニアムなどの居住空間にする高層ビル。さらに隣接して複数階建ての商業ビルを建てる計画。

 組合は、同地区の後背にある緑が丘公園との一体的な整備を目指しており、商業施設の中に、国際通りと同公園をつなぐ通路を整備したい考え。真喜志理事長は「公益性を重要視している。公園と一体となった整備で、観光客だけでなく地元の大人が楽しめる魅力的なまちづくりを目指したい」と話した。

 再開発計画は、組合と、コンサルティング会社の街制作室(北海道)、五洋建設、國場組が連携して進めている。

 居住空間や商業テナントは、複数の事業者が提案しており、今後選定する。

 管理運営方法については、現在、居住部分は床面積を事業者に売り、商業部分は床面積を事業者に貸し出す形態を考えているが、今後具体的な方法を組合を中心に事業者らで検討する。

 那覇市は現在、同再開発事業の都市計画決定に向けて組合と調整しており、計画が決まれば国から補助を受けることができる。補助の条件となる土地面積や資金計画(収益性)などを組合と詰める。

 同地区では密集する建物の老朽化が進んでおり、1999年から再開発の構想が上がっていた。同組合は2007年に設立され、公的補助で商業施設や住宅を備えた大型ビルの建設を目指していた。