【小橋川慧通信員】トロント球陽会(マリアン・神山・レフェーブ会長)は6月29日、トムソン記念公園で恒例のピクニックを開いた。マリアン会長が約60人の参加者を紹介して後、会員持参の手料理を楽しみながらさまざまなことを話題にした。

会員持ち寄りの料理に舌鼓を打つトロント球陽会のメンバー=トムソン記念公園

ピクニックで卵投げ渡しゲームで楽しむ会員ら

会員持ち寄りの料理に舌鼓を打つトロント球陽会のメンバー=トムソン記念公園 ピクニックで卵投げ渡しゲームで楽しむ会員ら

 野球好きの前田弘さんの周りでは、トロント・ブルージェイズの活躍や、川崎宗則内野手が連続試合安打を「6」に伸ばしたことが話のタネになった。前夜、ヤンキース田中将大投手が9回ツーアウトの後、次のバッターをツーストライクと追い込みながら勝負球を本塁打された場面を、前田さんは繰り返し悔しがった。川崎選手と田中投手が彼らのマネジャーと一緒に、上地耕太さん経営のラーメン店「りょう次」に沖縄そばを食べに来たということに話は発展した。

 一方、ゲイ・レスビアンに対して先進的役割を果たしてきたトロントでは、6月20日から「ワールド・プライド」と称される性的少数者の生活様式をたたえる国際的イベントが催されていた。

 最終日の29日には目抜き通りヤングで大規模のパレードがあり、ピクニックでは「ゲイであることを公言したウィン氏がオンタリオ州初の女性首相になったことで、ゲイの人たちが自信を得て彼女に続くはず、これぞ『プライドパレード』なり」と会員の仲座直子さんが的確に表現。

 高級ブティックで長年働いたことのある県人会員も「ゲイのことは何も知らなかったが、そういう人たちに接する機会が多くなるにつれ、彼らの仕事に対する勤勉さや対人関係での気配りの素晴らしさに感心した」と話していた。

 夕食前、ティモシー阿嘉さんとリサ神山さんとの指導でレクリエーション。小屋の梁(はり)からつるした犬の形のピニャータ(くすだま)をたたいて、中に詰まっているキャンディーを落とすゲーム、パートナーに生卵を投げ渡すゲーム、そしてスイカ割りと、どれにも幼児から高齢者までが参加して楽しんだ。 

 公園の緑に囲まれて夕食をとっていると、英語習得のため最近沖縄から来加した和泉愛花さんがプライドパレードの感想をメールで寄せた。「ゲイの方々の衣装もすごく、格好も気合が入っており、参加者と観衆との一体感の強さは初めてで、とても刺激的で面白い体験でした」と記されていた。