【糸満】陸地から離れた海上で生息するため観察例が少ないアオツラカツオドリが14日、沖縄県糸満市の大度浜海岸で衰弱した状態で保護され、うるま市のNPO法人どうぶつたちの病院沖縄(長嶺隆理事長)に運ばれた。長嶺理事長は「台風8号の強風で岩礁などに打ち付けられたと考えられ、呼吸器が損傷している。回復には時間がかかる」と話している。

保護ケージ内で休むアオツラカツオドリ=14日、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄提供

 浜でウミガメの産卵調査をしていた、ウミガメ愛好家でつくる亀人(きじん)会が14日早朝、アオツラを見つけた。メンバーの本田京子さん(38)が、手で捕まえて車に乗せて病院に運んだ。本田さんは「近づいても逃げられないほど衰弱していた。早く元気になってほしい」と回復を祈った。

 アオツラは、くちばしが黄色で、目元が青っぽいのが特徴。尖閣諸島などで少数が繁殖している。沖縄野鳥の会メンバーが12日に飛来を確認。様子がおかしいことに気づき対応を話し合っていた。