【浦添】浦添市が埋め立て計画を進めるキャンプ・キンザー沖のイノーを歩くイベントが13日あり、「カーミージーの海で遊び隊」の案内で親子連れなど約30人が参加した。温かい夏の水に膝までつかり、エビ、貝、ナマコなど生き物あふれる“小宇宙”に歓声を上げた。

長く伸びたオオイカリナマコを手にする平良日奈子さん(前列左から2人目)=13日、キャンプ・キンザー沖のカーミージー周辺

 遊び隊代表の浪岡光雄さん(64)はカーミージーを歩いて7年。「リュウキュウスガモという海草でエビを釣ってみましょう」と呼び掛け、10円玉大の地面の穴を指さした。海草を穴に差し込んだ平良みゆきさん(45)=那覇市=は「おー、引っ張られた!」。娘の日奈子さん(8)も「赤い手が見えたよ」と目を輝かせ、当初「ぬれたくない」と慣れないイノーをいやがっていた垣花威風さん(7)=同市=も夢中で海に座り込んだ。

 唐彬桓(しんかん)君(7)=浦添市=は「お父さんが見つけよった」とカニの一種、ソデガラッパを手に取った。お尻からどんどん砂に潜る習性があるといい、浪岡さんは「そうやって目だけ出して獲物のヤドカリを待ち伏せる。忍者みたいな生き物やね」と軽快な口調で解説した。

 崎濱充嗣君(9)=同市=はイノーで四つんばいになった。真っ黒なウニを見つけたかと思うと、足の踏み場もないくらい横たわるクロナマコを4匹まとめて抱きしめた。山口壱瑳(いっさ)君(4)=那覇市=は拾ったカニの爪をカチカチ鳴らして自慢し、姉の琉音(りおん)さん(8)や垣花恵琉さん(5)=同市=は群青色のルリスズメダイやエメラルド色の稚魚に見入っていた。