石垣市内で貸し切りバス事業を展開するカリー観光(鹿川幸正社長、豊見城市)が石垣空港から市街地にある石垣港離島ターミナルを直接結ぶ路線バス事業に新規参入する計画を進めていることが分かった。

川上好久副知事(左)にシャトルバス導入計画による影響について説明する県ハイヤー・タクシー協会八重山支部長の請盛真実氏(中央)=県庁

 新空港完成後の観光客の大幅増による需要を見込んでいる。同社の鹿川社長は「空港利用者や竹富町民、ホテルや航空会社の関係者などからの要望があり、十分な需要が見込めると思っている」としている。

 空港-離島ターミナル間を約30分で1日17往復する計画で、3月に沖縄総合事務局に事業認可を申請したという。

 一方、県ハイヤー・タクシー協会八重山支部の請盛真実支部長は15日、県庁に川上好久副知事を訪ね、同運行計画の見直しを求める緊急要請書を手渡した。

 請盛支部長は、空港での予約観光タクシーの待機場の有料問題やクルーズ船寄港時の観光タクシーの違法なあっせん、無許可営業の違法タクシー「白タク」が横行していると指摘。

 「タクシーを取り巻く環境が非常に厳しい中、今回のバス新規参入計画は、事業者の死活問題に直結する」と訴えた。白タク行為への行政指導も求めた。

 川上副知事は「観光客が一気に増えていろいろなことが出てきている。許認可権は国だが、要望内容を知事に伝えたい」と答えた。