豊見城市の宜保晴毅市長が7日、女性遺体遺棄事件に抗議する県民大会を予定する「オール沖縄会議」に直接電話し、会場の変更を要望していたことが8日、分かった。19日予定の県民大会は奥武山陸上競技場をメイン会場に開かれるが、同日に沖縄セルラースタジアム那覇で全国高校野球選手権沖縄大会1回戦の3試合を予定していた県高校野球連盟が混乱を避けるため、別球場の日程に組みかえている。

宜保晴毅豊見城市市長

 オール沖縄会議によると7日午後、宜保市長は電話で名乗った上で「野球大会を延期して政治的な集会をするのは子どもたちの夢を壊す」とし、大会の代替場所として豊見城市豊崎海浜公園の提供を提案。県高野連にも「高校球児のあこがれであるセルラースタジアムで試合を」と要望した。

 オール沖縄会議の稲福弘事務局長は沖縄タイムスの取材に「高野連が県民大会の趣旨に賛同し好意的に対応してくれた」と説明。会場は変更せずセルラースタジアムも活用する考えを示し「政治的集会ではなく事件への県民の怒りに寄り添う大会だ」と反論した。

 県高野連によると全体の大会日程がずれ込む影響は出ておらず、又吉忠理事長は「試合の日程は7日の抽選会で決定した。球児たちに影響はない」とした。

 宜保市長は「事件は二度と起きてはいけないし行動を起こす必要はあるが、全ての県民が参加できるよう知事を筆頭にした実行委員会形式が望ましい」との認識を示した。