【東京】沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐり、歴史教科書への「軍強制」の記述復活を求めてきた「9・29県民大会決議を実現させる会」は15、16の両日、都内の出版社を訪れ、今夏にも始める教科書改訂作業で軍の強制性を盛り込むよう求めた。

出版担当者に教科書へ「軍強制」の記述復活を求める中山きくさん(左)=16日、都内の出版社

 玉寄哲永世話役に加え、元白梅学徒隊で語り部活動を続ける中山きくさんも初めて参加した。担当者は、「検定で通る工夫をしながら、証言、資料に基づき取り組みたい」と前向きな姿勢を示した。

 高嶋伸欣琉球大名誉教授は、軍命の有無を争った大江・岩波裁判で最高裁が軍関与を認めたことを挙げ、記述を復活すべきだと強調。「執筆者が自主規制してはならない」と訴えた。