「おいしく食べて、健康長寿」が私のモットーなの。食事制限はしていません。食べたいものを好きに食べています。

「うちはわりとうるさかったから、好き嫌いはないの」と話し、食の大切さを説いた岸朝子さん=東京都文京区・akオフィス

 食事はバランス良く食べることが大切。「魚1、豆1、野菜が5」を実践しています。魚や肉の動物性タンパク質100グラム、お豆腐や納豆などの植物性タンパク質100グラム、野菜やご飯が500グラム。これに牛乳、卵をプラスするの。野菜は大事、たくさん食べるようにしています。食べ方はおひたしでも、炒め物でも何でもいいんです。

 牛乳は毎日1本飲みます。それと毎朝、フルーツジュースを飲んでいます。リンゴとグレープフルーツ、それにマンゴーとかモモとか、そのときある果物を使って。食物繊維が入っているから、便通にいいの。

 お酒は、仕事をするようになった32歳から飲み始めました。昔は1升というのはオーバーだけど、かなり飲みました。今は、日本酒なら1日1合くらい。

 子供のころから沖縄料理を食べていました。母は首里の出身で、沖縄料理も、料理学校に通ってヤマト料理もできました。

 今の沖縄の状況には危機感を持っています。沖縄の伝統食をもう一度、見直すことが必要だと思います。おばあさんやおじいさんから伝えられた教えを大切に。忙しいと思うけれど、沖縄には、ちゃんぷるーっていう簡単な料理もあるじゃない。

 食は命なんです。だから、食べることを大事になさい。

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 きし・あさこ 旧姓・宮城朝子。東京出身。両親が沖縄出身。父親はカキの養殖技術を広め、「世界のカキ王」と呼ばれた故宮城新昌氏。女子栄養学園(現女子栄養大学)卒業。1955年、主婦の友社に入社。「栄養と料理」(女子栄養大学出版部)元編集長。79年、編集プロダクションを設立。93年から、フジテレビ系「料理の鉄人」に審査委員として出演、食後の一言「おいしゅうございます」が話題に。「このまま100歳までおいしゅうございます」(東京書籍)など著書多数。