【寄 稿】  國吉信義・北米沖縄県人会長

「私はウチナーンチュ」と話すアル・ムラツチ議員(右)と握手を交わす筆者=ガーデナ市のJCI

JCIカーニバルでサーターアンダギーは大人気。買い求める人が列を作った。

「私はウチナーンチュ」と話すアル・ムラツチ議員(右)と握手を交わす筆者=ガーデナ市のJCI JCIカーニバルでサーターアンダギーは大人気。買い求める人が列を作った。

 北米沖縄県人会はガーデナ市に施設を持ち、活動の拠点としている。ガーデナ市はロサンゼルスの西南で、サウス

ベイといわれる地域に当たる。この地域には日系のスーパーやレストラン、ホテル、大手企業のアメリカ本部などがある。宗教や文化団体、日本語学校などもあり、日系人にとって便利で住みやすいところである。

 ガーデナ市にあるJCI(Japanese Cultural Institute=日本文化協会)はいろんなクラスや運動、レクチャーなどを提供して地域の人たちへサービスしている。

 JCIは毎年、資金集めのためにカーニバルを開く。今年は6月28、29日にJCI敷地内であり、数千人が集まって大盛況だった。野外舞台ではダンス、太鼓や音楽演奏など休みなく行われ、食べ物や飲み物、ゲーム、情報提供など30ブースが立ち並んだ。

 北米沖縄県人会は毎年、サーターアンダギーを作って販売、JCIに奉仕している。今年もボランティアの人たちが前日から準備して活躍した。アンダギーのブースは買い求める人の列ができ、2千個が売れた。純益は全てJCIに提供した。

 アンダギーはロサンゼルスでは大人気。どこのカーニバルでもよく売れる。「オキナワダンゴ」とか「ドーナツボール」と呼ぶ人もいる。中国系のカーニバルでもよく売れているという。

 コミュニティーのブースにアル・ムラツチ議員がいたのであいさつした。県人会の会長だと自己紹介したら「私は沖縄生まれ、18歳まで北中城に住んでいた。両親はヤマトンチュだが、私はウチナーンチュ」と親しく話し合った。

 クバサキ・ハイスクール卒業後、カリフォルニア大学(バークレー校)に進学、UCLAのロースクールでも修学した。ムラツチさんは州や郡の検察官や学校区の教育委員などを務めた後、2012年に州議会の第66区から立候補して、同年11月の選挙で見事当選した。

 第66区はサウスベイの12の市を含んでいる。州議員の任期は2年で今年11月に再選挙がある。ムラツチさんは民主党系だが、共和党系の強力なライバルがいる。6月の予備選挙では五分五分だったが、本選挙では油断できない状態だ。

 県人会は政治的には中立で、会として1候補者を支援できないが、会員個人としての政治活動は許される。12年の選挙でムラツチさん応援した会員もいる。40代の若さで将来、中央政界にでも活躍してほしい人。沖縄の現状をよく知っており、沖縄や県人会のフレンドとして、県人会のイベントにも招待したい。