波照間製糖株式会社(那覇市、西村憲社長)は18日、竹富町の新工場で製造された黒糖に、製糖機器の金属部品が酸化・腐食し混入、商品に残留の可能性があると発表した。出荷した同社の小袋製品65トンを全て回収する。ほか問屋10社を通じ、業務用として二次加工される1511トンについても、沖縄県内外の食品メーカーに情報を提供し、メーカーの判断で回収が行われる。

 混入した部品は太さ0・2ミリ、長さ約15センチの硬鋼線のばね三つ。洗浄に使う強アルカリ性の薬剤により急速に腐食、分解し脱落したという。

 2月に同工場内でセンサーで一部が発見されたが、出荷された製品に混入したことは確認できなかった。7月に県外の問屋から指摘を受け、機器を製造した月島機械(東京)に問い合わせるなどし、判明した。

 全量回収される小袋製品は「波照間島産黒糖」と「波照間島産粉黒糖」。回収対象は、賞味期限が2016年1月25日から同年4月30日。直径1ミリ以下の金属片の残留の可能性がある。同社によると、現在まで健康被害の報告はない。

 週明けに県内主要紙に社告を掲載し、問い合わせの専用窓口を設置する。