【石垣】石垣市内の海岸で5月下旬に産卵したアカウミガメの子どもがふ化し、16日夜、大海原に旅立った。

海に向かおうと砂をかき分ける子ガメに見入る子どもたち=16日午後9時すぎ、石垣市内

 アカウミガメは最大180キロにまで成長する大型のウミガメだが、ふ化したばかりの子ガメは全長約4センチ。

 同海岸で産卵を調査する住民が呼び掛け、親子連れらが見守る中、午後9時過ぎに砂浜から顔を出した子ガメ約50匹が小さな手足を懸命に動かし、海に向かっていった。

 今年、同海岸での産卵確認は1件だけ。暑さもあり、ふ化状況は思わしくないという。それでも子ガメが無事に海にたどり着き、沖合に向けて泳ぎ出すと、子どもたちから「元気でね」と歓声が上がった。

 親子で訪れた田中さくらちゃん(5)は「大きなカメが最初はあれだけ小さいと思わなかった。泳いでいくのを見てうれしかった」と満面の笑みを浮かべていた。