11月の知事選挙に向けた社民党県連と共産党県委、社大党、生活の党県連、県議会会派「県民ネット」の県政野党5団体でつくる候補者選考委員会は20日、那覇市内で会合を開き、候補者を那覇市長の翁長雄志氏(63)に一本化する方針を決めた。週明けに翁長氏側と最終調整し、26日にも選考委として正式に候補者として決定、会見する予定。

翁長雄志氏

 選考委はこれまでの協議で、候補者を翁長氏と琉球大学法科大学院教授の高良鉄美氏(60)の2氏に絞り込んでいた。最終的な選考では、現役の保守系首長ながら米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する世論のけん引役的な存在となっている翁長氏を支持する意見が各政党や労働団体、市民団体の中で大勢を占めるため、翁長氏に一本化する。

 また、選考委が擁立にあたって候補者に求める「基本姿勢および組織協定」の内容で、辺野古埋め立て承認について、これまで議論していた「承認を撤回し政府に事業の中止を求める」との文言を「新しい知事は承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせない」に修正する案も確認。週明けに翁長氏側と調整した後に決定する。

 選考委座長を務める社民党県連の新里米吉委員長は「調整は明るい方向に進んでいる。仲井真弘多知事は事実上、辺野古の推進役。知事選に勝利し、新基地建設の流れを食い止める大きなうねりをつくらなければいけない」と述べた。