【名護】「これで終わりではないぞ」「最後まで闘い抜こう」-。米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴い施工区域を示すためのブイが20日未明、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ内に運ばれたことを知った市民らは、午前7時ごろからゲート前に続々と集まり、怒りの拳を突き上げた。人々の目を避けるかのような未明の搬入に「ふざけるな」「許せない」と猛反発。緊急の集会を開催し、約70人が「基地建設反対」と声を張り上げアピールした。

ゲート前で抗議のシュプレヒコールと行進を繰り返す市民ら=20日、名護市・シュワブゲート前

 マイクを握った、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は、人々が寝静まった真夜中にブイが搬入されたことに「この間、絶対に食い止めようと、炎天下の中みんなで頑張ってきた。だが週末の夜、しかも工事車両専用と表示されているゲートとは違う新ゲートから入るという、ふざけた行為が起きた」と怒り心頭の様子で声を張り上げた。

 集まった人々も「深夜にこっそり来るのは政府の常とう手段だ」「悔しいが、これで終わりじゃない。われわれが諦めれば、県民も諦めてしまう」と互いに決意を語り、ゲート前で抗議の行進を繰り返した。

 途中、夜中にブイを運んだ大型のトレーラーが基地から出てくると、十数人ほどで取り囲み「この車で運んだのか」「業者は基地建設のための資材搬入をやめて」などと訴え、警察に止められる一幕も。30度を超える暑さの中で何度も休みながら、午後まで行進と座り込みを繰り返し「ジュゴンの海を守ろう!」と訴えた。