【宜野湾】沖縄民謡に詳しい放送プロデューサー上原直彦さんの講演会「言葉の泉・島うた-うたって使おう-」が19日、宜野湾市中央公民館で開かれた。民謡を笑いを交えて解説し、うちなーぐちを楽しむヒントを与えた。市うちなぁぐち会が主催するうちなーぐち市民講座の一環。

上原直彦さん

上原さんの話に、ウチナーグチを使うヒントを学ぶ参加者ら=宜野湾市中央公民館

上原直彦さん 上原さんの話に、ウチナーグチを使うヒントを学ぶ参加者ら=宜野湾市中央公民館

 上原さんは切り捨て節で、「あんねーる欠き包丁小(ほーちゃーぐぁー)やよ 豆腐ん切(ち)ららんむんぬん何(ぬー)すが ちゃん投ぎれー(そんな欠けた包丁は豆腐も切ることができない 何に使うのか 捨ててしまえ)」「よーそーきーバーチー うり捨てぃんなよ うりやよ 鍋ぬ底掻ちむぬ いっちが さらそうむん(よしなさいよ、おばさん それ捨てるなよ これで鍋の底を掃除するんだよ)」などのように、歌を通して昔の生活様式が想像できるおもしろさを紹介した。

 三村節では「小禄・豊見城・垣花」「潮平・兼城・糸満」などと地名を「併せ読み」している点を解説。沖縄では併せ読みをすることが多く、似たような地名がほかにあっても、場所がはっきりすると指摘した。

 上原さんは「歌を聴くときは、一歩踏み込んで、どうしてそういう言葉になったのか、思いをはせてみると、うちなーぐちを使う楽しさが広がっていく」と強調した。