【沖縄】コザ琉映を銀天街活性化の起爆剤に-。人通りが少ない銀天街に客足を呼び込もうと、映画館のコザ琉映の活用を考える地域円卓会議が18日、沖縄市照屋のコザ琉映で開かれた。NPOや地域金融機関、市などの関係者らが親子で楽しめる映画の上映やライブハウスやバーなど多目的に使える空間への整備、基地の門前町として栄えてきたコザの歴史を紹介する拠点としての活用など、街に活気を取り戻すための施策を提案した。

銀天街再生に向け、コザ琉映の活用法を議論するNPOなどの関係者=沖縄市照屋のコザ琉映

 会議は、学生起業家を育成する一般社団法人「Enactus Japan」(宮里大八、金森康・共同代表理事)が主催。経済産業省の中心市街地活性化事業の補助金を受け、関係者から意見聴取、10月までに銀天街再生に必要な施策をまとめる。

 空き店舗対策として金融機関や企業に出資を呼び掛け、10月にまちづくり会社の立ち上げを予定。女性起業家を支援する那覇市の創業支援会社と連携し、事務所や営業拠点として銀天街の活用も促す。

 会議ではコザ琉映を購入した市内の不動産会社、ゼネラルエステイトの奥松謙一取締役が「桜坂劇場のような人が集まる拠点にしたい」と要望。市池原在住の学生起業家・国仲瞬さんは、かつて「黒人街」として栄えてきた一帯の歴史を修学旅行生に学んでもらう教育施設としての活用を提起。コザ信用金庫お客様支援室の森聡次長はスポーツバーのようにサッカー観戦などで開放し、地元客の交流場所にすることを提案した。

 聴衆からは米国文化が感じられる街跡が魅力だとする意見も出され、司会を務めたみらいファンド沖縄の平良斗星副代表理事は「コザのノスタルジーにひかれる人もいる。街並みを維持し、活用する施策が必要だ」とまとめた。

 宮里理事は「会議を2~3回開いて意見をまとめていく。銀天街に人を呼び込んでいく」と気合を入れた。