急増する外国人観光客に対応するため、那覇空港ビルディング(NABCO、花城順孝社長)が新国際線ターミナル北側に固定駐機スポットを2基増設するなどの拡充計画の策定を進めていることが23日、分かった。年間乗降客数を、現施設の3倍に当たる300万人規模に想定。国際線と国内線をつなぐ連結ターミナル施設の2019年度供用開始などで国土交通省と調整を進めている。(座安あきの)

那覇空港 増設予定の固定スポットと連結ターミナル施設

 現施設はことし2月に開業したが、すでに想定の年間乗降客を超える勢いで外国客が急増している。国による用地整備や予算確保などを考慮すると、14年度中に基本計画を策定し17年度着工、供用開始は19年度となる見込み。NABCOは那覇空港第2滑走路の供用開始や観光客数1千万人の誘客計画などを見据えて、可能な限り計画を前倒しして供用できるよう国側と交渉を進める方針だ。

 施設の拡充には、国によるCIQ(税関、出入国管理、検疫)体制強化に向けた要員確保と施設増設が課題となる。新たな整備に対応するには国や航空会社側の資金捻出も必要となり、NABCOは関係機関との調整を急いでいる。

 国内線と国際線の連結ターミナル整備に合わせて、国は旧国際線ターミナルの施設を今秋にも取り壊す計画。連結ターミナル前方のエプロン部分には大型の排水溝が横たわっており、3年がかりでその埋設工事などの整備に着手する。

 国際線を運航する航空会社などの将来的な運航計画などを調査した上で、連結ターミナル内における国際線枠を決定、残る一部は国内線にも振り分ける計画だ。一方、不足している駐車場については、600台収容の立体駐車場2基を新たに建設し、16年度末以降の供用開始を予定している。花城社長は「大幅に増え続ける外国客に対応するよう1年でも早く計画を前倒ししたい。県や国と連携して計画策定を急ぎたい」と話した。