世界の少数言語の研究者らが集まり、シンポジウムや発表を行う国際学会の危機言語基金第18回大会が9月17日から3日間、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターや沖縄国際大学で開かれる。日本開催は初。大会実施委員会委員長を務める石原昌英琉球大学教授は「日本の中に危機言語があることを世界の人に知ってもらい、沖縄の人が世界の状況を知る機会になる」と意義を強調している。

国際学会の危機言語基金大会の沖縄開催をアピールし、参加を呼び掛ける石原昌英琉球大学教授=那覇市、沖縄タイムス社

 同基金と琉球継承言語会(会長・宮良信詳琉大名誉教授)が主催する。沖縄を含む世界の研究者約40人が発表し、ほかに100人余の参加を見込む。

 会議は英語で開かれるが、コンベンションセンターでの初日は一般公開され、日本語の通訳が付く。

 午前10時からのシンポジウム「琉球と奄美の言語危機について」では、宮良名誉教授の「しまくとぅばの成り立ちと仕組み」など4人が発表。

 午後2時からは聖田京子ハワイ大元教授の「ハワイの沖縄系コミュニティーのウチナーグチ継承活動」など3人が発表する。

 石原教授は「世界の少数言語復興の知識、活動、経験が共有され、沖縄だけの問題ではないとあらためて認識できると思う」と指摘した。問い合わせは琉大・石原研究室、電話098(895)8301。