11月知事選の候補者として翁長雄志那覇市長の一本化を目指す県政野党5団体でつくる選考委員会は25日夕、同じく翁長氏の擁立に動く那覇市議会の保守系市議団、経済界有志と那覇市内で会合を持ち、候補者に求める「基本姿勢および組織協定」に合意した。会合後、選考委座長の新里米吉社民党県連委員長は翁長氏本人と市内の別のホテルで会談。翁長氏は本紙取材に「思いは最終段階にきている。慎重に慎重を重ね判断したい」と出馬への意欲を示した。

 野党選考委は26日に正式に翁長氏の擁立を決定、発表。8月11日の出馬要請に向け日程を調整している。

 野党と翁長氏の側近である那覇市議団らが合意した基本姿勢は、米軍普天間飛行場返還問題について「(名護市辺野古埋め立ての)承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせない」として辺野古移設に反対する姿勢を盛り込んでいる。

 野党5団体と那覇市議団、経済界有志は8月3~4日にかけて初めて合同会議を開くことも決定。普天間と辺野古を視察し、泊まりがけで選挙戦の態勢や公約、政策について協議する見通し。

 新里委員長は25日夜、翁長氏との会談を「2度目」と明かした上で、すでに本人の出馬の意欲をくみ取っていると説明。この日の会談の内容は明かさなかったが「話は良い方向に進んでいる」と述べた。