廃ガラスを人工軽石「スーパーソル」として再資源化するトリム(那覇市、坪井巌社長)は25日、同社が特許を持つ廃ガラスリサイクルプラントを、台湾で新たにスーパーソル事業を始める豊益元☆(人ヘンに分)有限公司(新北市、秦嘉鴻社長)に向けて出荷した。

琉球海運のRORO船に積み込まれるトレーラー。トリム社の廃ガラスリサイクルプラントを搭載して台湾に向け出港する=25日、那覇新港(琉球海運提供)

 同日、那覇新港からプラント1基分(2億8500万円)の貨物を積んだトレーラー6台、コンテナ三つが台湾高雄向けに出航。琉球海運(那覇市、山城博美社長)が6月に就航した台湾航路を活用した。

 トレーラーごと貨物船に積むことができるRORO船「みやらび2」で運び、現地到着後は日本のナンバープレートのまま荷受先まで移動することが台湾交通部から認められた。コンテナ船の場合は貨物を積み替えなければならないが、トレーラーごと輸送・移動することでコストを抑え、貨物を安全に届けることができるという。

 坪井社長は「台湾航路で沖縄から初めて海外へ出荷する事業として注目してもらっている。なんとか成功させ、次の輸送につなげたい」と話した。

 台湾の豊益元社は、現地の石油、ガラス加工、精密機械部品メーカー3社が出資して設立。現地でトリムのプラントを使いスーパーソルの製造・販売を始める。プラントの稼働が安定すれば、今後追加で2基を販売する予定。

 琉球海運外航課の高崎裕課長は「RORO船の特性を生かした貨物を海外に輸出できることは台湾航路利用のいい先例になる」と期待。

 現在、トレーラーの現地移動は出荷ごとに台湾交通局からの許可が必要で、今後、申請手続きを簡素化できないか県などに協力を求め、働きかけていく考え。