【中城】中城南小は15日、「やんばるの自然と生き物たち」と題した出前科学授業を開いた。県立博物館・美術館の山﨑仁也主任学芸員を講師に迎え、6年生約60人が生物の進化や、やんばるの自然について学んだ。

剥製や標本を興味深げに見る子どもたち=15日、中城南小学校

山﨑仁也主任学芸員

剥製や標本を興味深げに見る子どもたち=15日、中城南小学校 山﨑仁也主任学芸員

 山﨑さんは、世界の気候などを比べて、沖縄が世界でも珍しい亜熱帯多雨林で、なかでもやんばるは世界に誇る自然の宝庫であり、そこにしかいない生物・固有種が多いことなどを説明した。山﨑さんは「夏休みにはぜひ、昆虫採集するなど、生き物について考えてほしい。できれば実際にやんばるに行っていろんな体験をしてほしい」と締めくくった。

 休憩時間には、山﨑さんが持ってきた剥製や標本などをこどもたちが熱心に見入っていた。

 質問時間には、「ヤンバルクイナはなぜ飛ばないの」などと、次々に声が上がった。山﨑さんは「飛ぶのはとてもコストがかかること。ヤンバルクイナの近くには肉食獣がいないので、飛ぶことを選ばずに、地面近くの生き物を捕まえた方がいいと決めたのではないか」と丁寧に説明した。

 與那覇有紗さんは「たくさん天然記念物がいると知ってびっくりした。(標本の)ヤンバルクイナの骨が小さくてびっくりした」と話した。