伊波闘牛場落成記念大会(主催・伊波闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が26日午後5時から、うるま市伊波闘牛場で行われた。3年前に歴史的な観点から復元(旧伊波闘牛場は一帯が公園化されたため6年前に消滅)された伊波闘牛場は現在ではモニュメント的なたたずまいをみせ、普段は市民の憩いの場となっている。

川風倫太王(右)に押され、敗走する独眼龍政宗=うるま市伊波闘牛場

左が勝ち牛

川風倫太王(右)に押され、敗走する独眼龍政宗=うるま市伊波闘牛場 左が勝ち牛

 この間、「記念大会」をという声が各方面から聞かれる中、闘牛関係者の肝いりで今回ようやく“落成記念大会”にこぎつけた形だ。地域の家族連れや県内各地からの闘牛ファンなど約500人がつめかけた。対戦前に余興があり、主催者、来賓あいさつの後、7組(3組は練習試合)の対戦が次々に繰り広げられた。

 夕方とはいえまばゆいばかりの陽光の中、闘牛場周囲の緑陰に陣取った観客は対戦に最後まで熱心に観戦し、久々に行われた“野外闘牛”を満喫した。

 デビュー牛の出場が多かった今大会にあって唯一、一線級同士の激突となった結びの一番は期待通りの激戦となり、観客の目をくぎ付けにした。川風倫太王と独眼竜政宗の攻防はまさに一進一退。火花散る押し合いが間断なく続き、観客も思わず固唾(かたず)をのむほどだったが、3分過ぎに勝負は急展開した。

 その後、鋭い角で攻勢を取る倫太王の勢いに押される形で、政宗が一瞬ひるみをみせた。ここを勝機と見た倫太王が出ると、瞬く間に政宗が敗走となった。最後はあっけない幕切れだったが、見応え十分だった。倫太王は徳之島から沖縄入りして3連勝。

 次回は8月1日午後7時から本部町の多目的広場闘牛場で本部海洋まつり前夜祭闘牛大会。(又吉利一通信員)