【名護】米軍普天間飛行場返還に伴う新基地建設で、27日午前8時ごろから、予定地の名護市辺野古崎北側で浮き桟橋とみられる資材を海上に設置する作業が始まった。

浮き桟橋状の資材が次々と海上に運ばれるキャンプ・シュワブの作業現場=27日午前9時55分ごろ、名護市辺野古沖

市民のカヌー牽引する海上保安庁のゴムボート(右)=27日午前10時15分ごろ、名護市辺野古沖

浮き桟橋状の資材が次々と海上に運ばれるキャンプ・シュワブの作業現場=27日午前9時55分ごろ、名護市辺野古沖 市民のカヌー牽引する海上保安庁のゴムボート(右)=27日午前10時15分ごろ、名護市辺野古沖

 同10時すぎ、北側沖で建設に反対する市民らが乗った一人乗りのカヌー2隻が海上保安庁のゴムボートにけん引され、辺野古漁港で事情聴取された。

 第11管区海上保安本部は27日午前、市民らのカヌー2隻を一時拘束したことについて、「逮捕ではなく、安全指導をした」と本紙に回答した。

 11管によると、沖縄防衛局の作業船に一人乗りのカヌー2隻が近づき、市民一人が海に飛び込むなどしたという。作業船に近づき、危険な状況だったため、飛び込んだ市民は海上保安庁のゴムボートに乗せ、辺野古漁港まで連れて行き、注意したという。二人は注意後、解放された。

 資材設置は、沖縄防衛局による埋め立て工事に伴う作業の一環で、建設に反対する市民らの抗議行動を阻止するための浮標(ブイ)設置に向けた準備とみられる。

 同日午前8時ごろから、1・5~2メートル四方の正方形の青い資材を砂浜でクレーンで吊るして次々つなげ、沖に向かって延ばしていく作業が進められた。近くでは海上保安庁のゴムボート8隻が常時監視しており、作業現場に近づいた船やカヌーなどに警告を繰り返している。