那覇バスターミナルを起点に那覇市内の観光名所を周遊する「那覇ま~い・ゆいゆい号」(那覇バス運行)が8月1日から新たに那覇空港の国内・国際線ターミナルと若狭のクルーズ船ターミナルに近い波の上ビーチ前などを加えた新ルートで運行を始める。

 県の一括交付金で昨年6月から実証実験を開始し、今月17日で乗客数が延べ10万人を突破した。空と海の玄関口をルートに加えることで観光客の利便性を高め、2015年度からの那覇バスによる自主運行の基盤づくりを進める。

 ゆいゆい号は1回運賃大人230円、小児120円。現在は那覇バスターミナルを起点に識名園や首里城、金城町の石畳、おもろまちの免税店、国際通りなどを巡り、1周75分、1日25便を運行している。昨年6月の運行開始当初は1日平均170人程度の乗車人数だったが、観光客だけでなく県内客にも周知が進み、今では300人前後に増加しているという。

 8月からはこのルートに新たに那覇空港やクルーズ船ターミナルに近い波の上ビーチ前とその周辺の主要ホテルなどを停留所に加え、1周120分、1日18便を運行する。空港に到着した観光客が気軽に観光に繰り出せるよう、クロネコヤマトの空港内宅急便窓口から手荷物を1個411円で近隣のホテルまで届けるサービスも案内する。

 那覇市ほしぞら公民館で28日あった観光事業者向けの説明会で那覇市観光協会の中村政人事務局長は「観光に便利になり、地元客の利用も増えてきた。来年度からの那覇バスの自主運行が安定して実施できるように乗客数をさらに増やしていきたい」と話した。