沖縄県は28日、沖縄伝統空手を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録することを目指し、検討委員会(委員長・田名真之沖縄国際大教授)を発足させた。登録まで10年程度を見込み、来年度末までに工程表をつくる。世界5千万人とされる空手家に発祥の地をアピールし、訪問者増加と継承発展を狙っている。無形文化遺産は芸能などの分野があり、「卓越した価値」が求められる。登録には国の支援が必要になるほか、地域教育への貢献度が重視されていて、検討委で戦略を練る。

 県庁で開かれた第1回会合で、県の嘉手苅孝夫文化スポーツ統括監は「伝統空手のブランド力を強化したい」と語った。TBS「THE 世界遺産」元チーフプロデューサーの辻村國弘氏は、登録成功の要件に周到な準備や地域ぐるみの支援を挙げた。検討委は今後、沖縄伝統空手の特徴を整理し、県民の理解を深めるガイドブックもつくる。