【名護】米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設に向けたブイ設置や海上ボーリング調査が目前に迫る中、沖縄防衛局は27日、辺野古崎の北側沿岸部に海上保安庁の船舶が利用する約70メートルの浮桟橋を設置した。

キャンプ・シュワブ内に設置された浮桟橋に係留する海上保安庁の船舶=28日午前8時10分、名護市辺野古

 米軍キャンプ・シュワブゲート前には、埋め立てに反対する市民の進入を阻止するフェンスを設置、大型車が通行するための道路整備などを行い、準備を着々と進めている。

 市民らは28日、ゲート前や東村高江、宜野湾市の同飛行場大山ゲート前で一斉に抗議集会を開き、総勢約170人が埋め立て反対を訴え、警察官ともみ合う緊張状態になった。

 沖縄防衛局は今週中にも海上にブイを設置し、ボーリング調査に着手するとみられる。

 海上では27日午前8時ごろから、クレーン車で約1・8メートル四方の正方形の青い資材を砂浜でクレーンでつるして次々つなぎ、沖に向かって延ばす作業が行われた。午後3時半には海上部分に桟橋が完成、海上保安庁のゴムボートや小型船舶などが係留されている。

 同日の午前10時過ぎには市民らが乗ったカヌー2隻が、作業船に近づきすぎたとして海上保安庁のゴムボートにけん引され、事情聴取。第11管区海上保安本部は「安全指導」としている。28日は海上での作業はなかった。

 キャンプ・シュワブゲート前では27日午後8時過ぎから、作業員がフェンスの設置や道路の整備工事などを始め、反対する市民らが抗議した。