【うるま】中部農林高校の3年生2人と教諭が、県とJICAの海外研修事業で、ボリビアやフィリピンなどに派遣される。派遣期間は夏休みの約2週間。3人は現地の小学校や歴史遺産などを視察するほか、県系人の家庭にホームステイし交流する。17日、同校で3人が抱負を語った。

海外研修に参加する(左から)久志瑛里香さん、仲本琴美教諭、伊波璃王さん=うるま市・中部農林高校

 3人はそれぞれ、小論文と面接試験に合格し選ばれた。 園芸科学科の伊波璃王さん(17)は、移民の歴史を学び海外の県系人との交流を深める「海邦養秀ネットワーク構築事業」でボリビアを訪ねる。「現地で沖縄の文化がどのように根付いているのかを勉強したい」と話した。派遣費の自己負担分は、同校の同窓生らが支援する。

 同科の久志瑛里香さん(18)は、JICAの技術支援や青年海外協力隊の活動を視察する「おきなわ国際協力人材育成事業」でフィリピンに派遣される。手話が得意な久志さんは「言葉は通じないが、手話やスポーツなどでどれだけコミュニケーションできるかが楽しみ」と話した。

 数学教諭の仲本琴美さん(26)は開発途上国の教育を学ぶ「教師海外研修」でザンビアを訪れる。「多様な物の見方を身につけて、帰国後の教育に生かしたい」と話した。具志堅三男校長は「1年で3人も派遣事業に合格するのは初めて。いろいろな体験をして、帰国後は他の生徒にもいい影響を与えてほしい」と期待した。