県文化観光スポーツ部(湧川盛順部長)が29日発表した2013年度のサッカーキャンプの経済効果は約8億8600万円で、前年度比3・3倍、6億1949万円増となった。前年度、誘致を逃す原因となった芝の管理で人材を育て、施設整備に力を入れたことで再びチームを呼び込み、13年度は5件増の14チームの誘致につなげた。

 調査はりゅうぎん総合研究所が実施。キャンプしたチームは県内のFC琉球など15チーム、選手・スタッフは681人、観客数は3万8800人(うち県外客3870人)だった。参加者の総宿泊数が61・4%増の6392泊となったほか、受け入れ自治体の施設整備費の増加で経済効果を押し上げた。

 選手やスタッフ、観客やマスコミの消費額など直接支出額は5億2500万円。県産業連関表(05年)による試算で経済効果は1・7倍の8億8600万円、うち雇用者所得誘発額は2億4700万円だった。

 県が12年度から3年間実施している「芝人(しばんちゅ)養成事業」では、県外の芝管理事業者の指導で10人が芝管理の技術を習得、県内各地のグラウンドで芝を管理する人材に育っている。状態の悪い芝も改善され、参加チームから好評を得ているという。

 湧川部長は「指摘を受けたおかげで芝の重要性に対する認識が高まった。学んだ技術を広めて管理体制を充実させたい」と話した。