りゅうぎん総合研究所(池端透社長)とおきぎん経済研究所(出村郁雄社長)は30日までに6月の県内景況を発表した。消費関連では、消費増税後の需要の反動減から回復が広がっているが、梅雨が例年より長かった影響もあり、一部に弱含みがみられる。観光と建設関連は好調を持続しているとし、りゅうぎんは「一部に一服感がみられる」と3カ月連続、おきぎんは「拡大している」と5カ月連続で判断を据え置いた。

6月の県内景況結果(りゅうぎん総合研究所、おきぎん経済研究所)

■りゅうぎん総研

 【消費関連】百貨店売上高は2カ月連続で前年を上回った。観光客の増加もあり、来店客が伸びた。新車販売台数は夏場のレンタカー需要や新型車の投入効果で2カ月連続で増加した。

 【建設関連】新設住宅着工戸数は4カ月連続で増加。アパートなどの貸家が大幅に伸びた。建設受注額は公共と民間ともに伸び、3カ月連続で増えた。建築着工床面積は4カ月ぶりに減少した。

 【観光関連】観光客の増加で、主要ホテル客室稼働率は20カ月連続、売上高は7カ月連続で上回った。売上高のうち、宿泊収入は4カ月連続で伸長。客室単価は前年並みだが、販売客室数が増えた。

■おきぎん経済研

 【消費関連】スーパー売上高は2カ月連続で増加し、消費増税後の反動減から持ち直しがみられる。家電卸出荷額は3カ月連続で減少。冷蔵庫などの白物家電が反動減で落ち込んだ。

 【建設関連】公共工事請負金額は、昨年あった大型工事の反動減で3カ月ぶりに下回った。セメント出荷量は8カ月連続で上回ったが、長梅雨の影響で生コンクリート出荷量は8カ月ぶりに減少した。

 【観光関連】観光客数は、航空路線の拡充やクルーズ船の寄港増加で21カ月連続で伸びた。国内客は8カ月連続、外国客は11カ月連続の増加。観光施設入場者数も4カ月連続で増えた。