南日本汽船(浦添市、多田靖社長)が2015年度から中城湾新港地区で鹿児島航路の定期船を就航させることが30日までに分かった。中城湾新港地区に民間船が定期運航するのは初めて。

 沖縄県港湾課は11年度から鹿児島県志布志港-鹿児島港-那覇港-中城湾新港地区を結ぶ航路に定期船を就航させる実証実験を進めていた。14年度で事業を終了し15年度から南日本汽船が同航路を受け継ぐ。

 定期船で主に木材や肥料を移入し、ミネラルウオーターや建設資材を移出する見通し。

 県によると、29日の中城湾新港地区協議会で、南日本汽船の関係者が「実証実験の終了後、15年度から南日本汽船で定期運航をしたい」と意向を示した。

 実証実験による取扱貨物量は12年度に1万7833トンで実験前と比べ約6倍になった。13年度は2万5310トンに上り、採算ベースに手が届きつつある。県は9月から平良港-石垣港-中城湾新港地区の先島航路でも定期船の実証実験に乗り出す構えだ。