【嘉手納】沖縄防衛局の井上一徳局長は31日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に設置されている角張った「泥落とし」用の鉄板を、新基地建設の工事終了まで設置し続けると明言した。同日、平和団体や政党でつくる「基地の県内移設に反対する県民会議」と、県選出の国会議員による鉄板撤去などの要請に対して答えた。

キャンプ・シュワブのゲート前に設置した鉄板の危険性を、井上一徳沖縄防衛局長(左)に訴える照屋寛徳衆議院議員=31日午後1時半ごろ、嘉手納町の沖縄防衛局

 井上局長は鉄板設置を「歩行者の安全確保と周辺環境の配慮のため」と説明。道路法と道交法に基づいていることを強調し、「工事のために設置したので終わるまで置く」と話した。

 同県民会議の山城博治共同代表は、先端がとがった鉄板を長期間置いておくとさびて、より危険になると反論。「工事のためなら基地内に設置するべきだ。国道の横断歩道上に設置したのは私たちを排除するためで、県民を冒とくするものだ」と厳しく批判した。

 井上局長ら同局幹部は、実際に鉄板を見ていないと説明。同県民会議のメンバーや議員から批判を受け、「できるだけ早く視察したい」と答えた。鉄板設置のための申請書開示を求められたが「適切な手続きを取ってもらった上で検討したい」と述べるにとどめた。