【堀江剛史通信員】ブラジル沖縄県人会(田場ジョルジ会長)主催の『資金カンパ・芸能祭』が7月20日、サンパウロ市にある県人会本部であり、約千人が詰め掛けた。

会場を盛り上げた琉球民謡保存会・ニーセーターの演奏=サンパウロ市の県人会本部

 会館のエレベーター設置を含む改修工事の費用がかさみ、去年から資金カンパイベントで改善を図ってきた。今回の芸能祭で資金繰りにおおよそのめどが立ったことを受け、田場会長は関係者の協力に感謝した。

 午後1時に各流派の師範たちによる合同演奏で幕を開けた。「次世代に発表の場を」という意図もあり、若者が中心の舞台となった。

 玉城流小太郎会・大嶺初枝琉舞道場から舞踊を披露した宮城マリアーナちゃん(8)=3世=は「楽しかった」と笑顔を見せ、比嘉なみえさん(17)=3世=も「舞台に立つたびに新しい発見がある」と話した。

 友人らと来場した吉村安子さん(76)=沖縄市=は「芸能だけでなく、助け合いの精神も若い世代に継承されている」と喜んだ。

 開催にあたり、協賛企業の獲得や共演者集めに奔走した具志堅シゲ子大会実行委員長は、「イラヨイ月夜浜」や「鼓囃子」など自身も舞台に立って、祭りを盛り上げた。立ち見が出るほどの盛況に「県人には、ゆいまーる精神が残っているから、たくさんの人が来てくれると信じていた」と感動していた。