全国でホテルを展開するアベストコーポレーション(神戸市、松山みさお社長)は8日、那覇市国際通り沿いの旧オーガスト・イン久茂地跡に新しくホテルアベストを開業する。神戸や東京、青森、長野などでビジネスホテルやシティーホテル7軒を運営し、沖縄への進出は初めて。外装や客室を大幅改装し、家族連れや増加する外国客に対応したサービスを提供、年間3億円の売上高を目指している。(座安あきの)

那覇市久茂地の国際通り沿いに8日開業するホテルアベストの外観=4日、那覇市久茂地

 松本商会が保有する商業ビルにテナントとして入居する。旧オーガスト・イン久茂地は2012年5月に閉館していた。アベストコーポレーションは経営難などで閉館したホテルの運営を引き受けて業績を立て直しているほか、ホテル運営のアドバイスをするコンサルタント事業も手掛けている。3年ほど前から沖縄への進出を検討し、物件を探していた。

 「ホテルアベスト那覇国際通り」は107室。ビジネスマンからファミリーまで幅広い客層の利用を想定し、最大280人収容できるベッド数を用意した。

 客室価格はシングル8千円前後、ツイン1万3千円前後。スタッフや清掃員などを自社で採用する予定で、パート・アルバイト含めて50人を雇用する計画。客室の販売はインターネットが中心で、年平均80%以上の稼働率を見込んでいる。

 松山社長は「国際通りに面したとてもいい場所に開業できた。県外のホテルでは外国人観光客の利用も多く、受け入れのノウハウがある。外国客や国内の家族連れ、ビジネス客など幅広いお客さんに利用しやすいホテルにしたい」と話した。

 アベストコーポレーションはグループ会社のゲストハウス(神戸市、松山英樹社長)でデイサービスや老人ホーム運営、訪問介護などの医療・介護事業も展開している。昨年、中国・上海に民間企業では初めての介護ヘルパーの養成学校を開校。中国でも高齢者住宅開発など介護事業を始める計画を進めている。今後、中国の顧客を沖縄に誘客、国際通りのホテルの利用拡大につなげ、受け入れにも力を入れていく。