【東京】防衛省の武田博史報道官は8日の記者会見で、米軍普天間飛行場に配備されているオスプレイの佐賀空港の利用について「訓練移転を想定している」とし、暫定移駐案については「空港の有効活用を検討する中で排除されていない」と述べた。

 7月に佐賀県を訪ねた武田良太防衛副大臣は「訓練拠点」「部隊移転」双方の想定を示していたが、暫定移駐については米側が難色を示していることを踏まえ、佐賀では「訓練移転」を中心に検討し、従来姿勢を後退させた形だ。

 米側の難色報道について武田報道官は「米国が何らかの拒否の意思を明確にしたとの事実はない」と説明。米側と協議を始めているとしたが、具体的な調整のレベルや内容は回答を控えた。

 沖縄県が求めている普天間の5年以内の運用停止の定義について「最終的な形で認識し、それを前提に米側と話をしているまでの状況にはなっていない」とし、県の要望を確認している段階と述べ、米側との調整状況は明らかにしなかった。