台風11号の影響で九州を経由して沖縄に入る物流ラインが滞り、青果物運搬の船便に影響が出ている。浦添市の県中央卸売市場の8日の入荷量は前日比約6割減の145トン。市場運営の沖縄協同青果は、9日は100トンを下回り、12日の競りまで品薄状態が続くと見通す。一方、県内大手スーパーは市場を通さない相対取引で台風を見越し通常より多めの数量を確保しており、現時点の小売りへの影響は限定的だ。ただ、台風の進路次第で今後の船便入荷がずれ込むことも予想される。

 市場では台風11号の影響で6日の競りを最後に入荷が止まったが、7日までの入荷量は約250~350トンで推移。8日はレタスの入荷がなく、キャベツも1・5トンと前日比9割減だった。県外産は相対取引のため、価格高騰などの影響はなかった。

 次の船便は9日朝に入港する予定だが、荷降ろしの都合で市場への供給が通常に戻るのは旧盆休み明けの12日の見込み。浦添市の卸売業者は「9日も入荷がないと客に迷惑が掛かる。航空便で対応できないか管理者にお願いしている」と気に掛ける。一方、イオン琉球の担当者は「前倒しで発注していたため、特に影響はない」としている。