那覇市宇栄原の金城ミエさん(78)宅の庭で育てている柱(はしら)サボテンが今年、例年にない多くのつぼみを付け、大輪の白い花を咲かせた。昨年4月に亡くなった夫の芳夫さんが7年前に植え、大切に育てたもの。7月の台風も乗り越え、3年ぶりの開花だ。

未明に開いた白い花と、金城ミエさん。「台風からも守ってくれ、お父さんが旧盆前に咲かせてくれたみたい」と喜んでいる=3日午前6時すぎ、那覇市宇栄原・金城さん宅屋上

 ミエさんは「お父さんが、みんなが集まる旧盆に合わせて、きれいに咲かせてくれた」と喜ぶ。20以上のつぼみを付けており、亡き夫の思い出とともに見る者を楽しませる日が続きそうだ。

 サボテンはブラジル原産の「ヤマカル柱(ちゅう)」とみられる。深夜に咲き、日中にはしぼむことから、「サボテンの月下美人」とも呼ばれる。金城さん宅には鉢植えで5本。3年前に初めて咲いた時は、うち1本に数個だけだった。しかし、今年は最も高い約5メートルほどの1本に、20個以上のつぼみを付けた。

 ほかにもドラゴンフルーツやミカン、ブーゲンビリアなど、故芳夫さんが大切に育てた花木があり、サボテンもその一つ。ミエさんは「お父さんが大切に育てた。あまりにきれいだから、親族のみんなに見てもらいたい」と話している。