【石垣】旧盆入りのウンケー(迎え日)の8日、石垣市内では、あの世からの使者であるウシュマイ(爺(じい))とンミー(婆)が家々を回る伝統行事「アンガマ」が執り行われた。

ウシュマイ(右)と、滑稽な踊りを披露するアーパー(後方左)=石垣市大浜

 市大浜の波照間志郎さん(66)の自宅にも素顔を隠したファーマー(子や孫)を引き連れてウシュマイとンミーが登場。仏壇に線香を上げ、独特の裏声で「ウートートー」と唱え、波照間さん一家の繁栄を祈った。

 ファーマーの踊りの合間に、大浜だけに伝わる使者「アーパー」が観客の中から突然現れ、柱に飛びついたり、子どもを抱きかかえたりするなど、予測不能な動きで笑いを誘った。白い顔に金色の髪のアーパーはウシュマイからどこから来たかと問われ「私はアメリカン」と断言。3者で泡盛を回し飲み、波照間さん家族と一緒にファーマーの踊りを楽しんでいた。