香港の高級ホテル、クラウンプラザホテルは9月1日~10月31日に開催する「世界のシーフードフェア」で沖縄県産のマグロやイカ、海ぶどう、もずくなどを使ったメニューを提供する。昨年初めて開催した沖縄フードフェアが好評だったため、沖縄食材を取り入れたフェアを再び企画した。新しい食材を求めて、同ホテルの料理長と料飲部門の支配人らが6日から4日間の日程で沖縄を訪れ、県内各地の食品メーカーや水産業者を訪れ、食材を吟味した。

沖縄県産食材の商談のため来沖した香港のクラウンプラザホテル関係者とキティ社のジュン・チョイ社長(左)、JCCの渕辺俊一会長(左から2人目)=7日、豊見城市豊崎

 県内で食品卸や飲食店事業などを手掛けるJCC(糸満市、渕辺俊紀社長)が香港の卸業者キティ(ジュン・チョイ社長)に協力して、食品メーカーとの仲介や食材紹介などを手掛けている。

 キティ社は沖縄を中心に日本食材を仕入れて香港のスーパーやホテル、飲食店などに卸している。昨年は、現地のスーパーやホテルで10件以上の沖縄フェアを企画提案。全日空の航空貨物ハブを使った県産食材の卸業務の実績を増やしている。

 今回仕入れを検討しているのは、池田食品(西原町)の豆腐や与那覇食品(同)のそばめん、海市水産(うるま市)のイカ、サングリーンフレッシュ(糸満市)の海ぶどう、今帰仁アグーなど。各生産現場を訪れた同ホテル料飲部門支配人のマイケル・ロー氏は「香港での沖縄の認知度は年々高まっている。沖縄を訪れる香港客も増えており、好みの食材を多く仕入れて紹介したい」と話した。

 キティ社のチョイ社長は「定番メニューになる食材を探して取扱量を増やしていきたい。食材だけでなく、沖縄の文化を含めたアイデアを提案したい」と語った。