【沖縄】県立美里工業高校(松島寛尚校長、生徒780人)はことしから、電気科の1年生全員が第2種電気工事士の国家試験を受ける取り組みをしている。6月に筆記試験、7月には技能試験があり、両方合格しないと資格が取れない。専門の勉強を始めて間もない高校1年生が受験するため、学校としては担任の配置や試験向けの講座を毎朝開くなど、力を入れてきた。合格発表は9月。

電気科の1年生全員を対象にした技能試験対策の講座=美里工業高校

 同校では、早めに資格を取ることで「生徒が専門の勉強に興味と自信を持ち、取得できる資格が増え、就職や進路選択にも有利になる」として取り組んでいる。

 ことしの1年生は入学前から「全員受験」するよう告知され、入学式の翌日からほぼ毎日、早朝講座を受けてきた。6月の筆記試験では79人中45人が合格。全員合格は、やはり難しいようだ。

 技能講習で、丁寧に作業をしていた喜久本琉哉君は「最初は余裕と思ってたけど、資格を取るのは大変だと実感している」と話す。

 野球部員は部活を午後7時ごろまでやり、7時半ごろから再び勉強をしている。田中翔大君は「家に帰るのは午後11時ごろ。早朝講座もあるので、正直朝は眠い」と言うが、試験には前向きに取り組む。

 桑江伸君は筆記試験でわずかに得点が足りず、不合格だった。それでも秋にある第1種電気工事士を受けようと、まじめに技能講習に通っている。「次こそは合格したい。しっかりやりたい」と話した。