普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は11日以降、海上作業を再び本格化させる。警備用のゴムボートや作業船が利用する浮桟橋をキャンプ・シュワブの沿岸部に設置、施工区域を明示するためのブイ(浮標)やフロート(浮具)を浮かべた後、海底ボーリング調査に着手する見通しだ。警戒のため、海上保安庁の巡視船を全国から呼び寄せている。

 台風が沖縄本島に相次いで接近したことから、いったん設置した浮桟橋を撤去するなど、海上作業には遅れが出ている。政府は「早急な実行」を確認し、天気や波の高さを見ながら、現場レベルで日程を調整している。

 一方、建設に反対する住民や団体は、関連資材のシュワブ内への搬入が始まった7月7日から、ゲート前で監視、抗議の活動を展開している。「海に、くいの一本も打たせない」と海上作業には強く反発しており、シーカヤックやボートを使った阻止行動が予想されている。