【浦添】沖縄の伝統的な子どもたこ「カーブヤー」を作るイベントが6日、浦添市のかりゆしセンターであり、親子連れ約30人が沖縄美ら島財団参与の西平守孝さん(74)の手ほどきを受けた。シーサーやハイビスカスが描かれた一辺42センチの障子紙をたこに仕立てた。「慣れたらすぐできるから。はい、やれ!」。西平さんの独特の合図で、参加した子どもたちは親や祖父母と一緒に竹ひごの骨を障子紙に貼り付けていた。

カーブヤーを作った子どもたち=6日、浦添市のかりゆしセンター

 カーブヤーはコウモリの意味。国内外にあるたこの一種で、簡単に作れ、飛ばせるのが特徴。縦軸の骨にU字型に曲げた骨を交差させて作る。

 山城まなかさん(8)、あゆなさん(5)の姉妹は、竹ひごを「半分こ」して接着剤を塗った。集中する2人の隣で、曽祖父の棚原亀助さん(80)は「私が子どものころは、六角のたこも作りよったよ。骨をたくさん入れて。カーブヤーってコウモリだけど、安定して飛ぶかね?」。

 宮里清春さん(67)と参加した棚原珠弥(まみ)さん(11)は、いとこの幸地奏輝(ひびき)君(12)に「えー、紙がずれてるさ」とピシャリ。こぼれた接着剤で机に敷いた新聞紙とたこがくっついてしまった屋良朝彦君(11)を、母親の直子さん(46)と妹の知里さん(9)は「ゆっくりはがしてよー」と見守った。

 新里星七(せな)君(7)は、祖母の宮平美衣子さん(57)に「ばーば、貼るとこ違うよ」と一人前の表情。母親の新里紗季さん(30)は「星七が当たりだね」とうなずいたが、お正月にネットを見て作ったたこは「全然飛ばなかった」という。星七君は「そうそう、あれはボロボロなった」とお母さんの失敗作を思い出して笑うなど、楽しい時間を過ごした。