旧盆で迎えた先祖を送る儀式「ウークイ」が10日、沖縄県内各地であった。宜野湾市嘉数の伊波家では4世代約70人の老若男女が集まり、盛大に祖先の霊を送り出した。

先祖を見送り、家族の健康を祈願した伊波さん宅のウークイ=10日午後9時50分ごろ、宜野湾市嘉数(国吉聡志撮影)

 午後9時半すぎ。伊波家でウークイが始まった。仏壇のある12畳の部屋には人が入りきらず、外から見守る親戚の姿も。あの世のお金「ウチカビ」が焼かれ、お供え物のお餅や天ぷら、おいなりさんが箸で丁寧にひっくり返された。その後、全員で手を合わせ「ウートートー」(祈り)をささげた。

 中心に座る最年長、伊波シゲさん(84)には子ども8人、孫23人、ひ孫20人がいるという。「今年中にもひ孫が3人増えるけどね」。先立たれた夫、正栄さんの三十三回忌も終わった。「こっちは大家族に囲まれ、楽しくやっているよ。安心してね」との気持ちを込めたという。