11月沖縄県知事選挙に向けた社民党県連と共産党県委、社大党、生活の党県連、県議会会派「県民ネット」の県政野党5団体でつくる候補者選考委員会は11日、那覇市内で翁長雄志那覇市長(63)と会談し、知事選への出馬を要請した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する翁長氏は「今まで立場が違っていただけに、信頼していただけるのは政治家として大変重い気持ちを持っている。一緒に力を合わせて頑張りたい」と述べ事実上、出馬を表明した。

 翁長氏は9月8日の那覇市議会9月定例会であらためて出馬の意向を示し、9月13日に市内のホテルで会見し正式に出馬表明する予定。

 会談には野党側から選考委に加え県関係国会議員「うりずんの会」、県議が出席。選考委座長の新里米吉社民県連委員長が要請書を読み上げ、手渡した。

 翁長氏は普天間問題について、保守政治家としてこれまでの活動を振り返り「一方の側で全力投球していたが、基地を挟み(保守・革新が)お互い価値観の中で罵声を浴びせ、問題が解決しなかった。充実感というより悲しい思いがあった」と心境を語った。

 一方で、全41市町村の首長らが普天間の県内移設断念などを政府に求めた建白書や今回の出馬要請を踏まえ「歴史的な1ページを築くところにきている。心を一つに問題を解決できればいい」と述べ、知事選への意欲を示した。