信管が付いたままの米国製5インチ艦砲弾の不発弾が6月下旬、豊見城市真玉橋の畑に不法投棄された可能性があることが11日、分かった。爆発の危険があるため、市役所や陸上自衛隊、南部国道事務所など関係機関が対応を協議中。24日に、現場で爆破処理される見込みだ。

手前にあるドラム缶の中には不発弾が入っている。工事現場の隣にはマンションもある=11日、豊見城市真玉橋

 不発弾が見つかったのは6月22日午前10時ごろ、男性(51)が草刈り機を使っていたときだった。「コンッ」という金属音がしたため確認すると、生い茂った草の中に艦砲弾が置かれていた。男性は「当たりどころが悪ければまずかった。爆発していたかもと思うとゾッとする」と話す。

 現在、不発弾はブルーシートでくるまれ、畑に設置したドラム缶の中に置かれている。男性によると、畑は月に1度手入れしているが、今まで不発弾が見つかったことはなかった。発見時には不発弾の土がきれいに払われており「不自然だ」と感じたという。

 畑の隣では4月から建築工事が始まっており、5月23日には信管のない同じ5インチ艦砲弾が見つかっていた。男性は、誰かが置いたり、隣の工事現場から転がったりしたのではと思い、施工会社に聞いたところ、関係を否定された。

 この会社の担当者は本紙の取材に「うちからは絶対に出ていない。現場の作業員一人一人にも聞いて確認した」とあらためて否定した。(新垣卓也)