琉球ガラス工芸協業組合(糸満市、大江聖彌代表理事)と、フグ商品の製造・販売の藤フーズ(山口県、青木光海社長)は、同組合の県伝統工芸士・末吉清一氏が制作した琉球ガラス皿、有田焼(佐賀)の青磁皿に天然トラフグの刺身を盛り付けた「吉祥(きっしょう)鶴亀」を共同開発した。

琉球ガラスの皿に亀のようにフグ刺しを盛りつけた「亀盛」

 高級食材と琉球ガラスをマッチングさせ、付加価値を高めたユニークな商品。県産品の販路開拓支援などを手掛けるNPO法人沖縄グローカルインキュベーション(OGI、那覇市、喜友名光彦理事長)がコーディネートした。

 ことしの敬老の日に合わせて限定50セット、10万円(税別)。フグ刺しは琉球ガラスの皿(33センチ)と有田焼の皿にそれぞれに亀と鶴を摸して盛り付ける。藤フーズが契約したJALUX、ディノスの通販、愛知県のほの国百貨店で売り出す。

 琉球ガラスの新たな用途・販路を模索していた同組合が、中小企業庁の県よろず支援拠点(上地哲コーディネーター)に相談。拠点側がOGIに協力を要請したところ、約6週間で両社のコラボが実現。関係者が11日、県庁で会見し、成果を報告した。

 大江代表理事は「食品とのコラボでこれだけ大きな案件は初めてで、新たな販路として自信になった」と強調。岡田副理事長は「バイヤーの反応が非常にいい。県内企業の活路と位置づけ、新たなコラボ商品を検討していきたい」と話した。