【読谷】コミュニティーFM放送局のFMよみたん(仲宗根朝治社長)が6日から、防災ラジオ放送の実証実験を始めた。5日、仲宗根社長は石嶺傳實村長らと記者会見を開き「地域に根差すラジオだからできることがある。行政と連携して積極的に情報を発信し、防災ラジオの必要性を確認したい」と意気込んだ。

記者会見に出席した、FMよみたんの仲宗根朝治社長(中央)と石嶺傳實読谷村長(左から2人目)ら=5日、村役場

 実験期間は半年間。同局の通常放送を利用して毎朝午前9時55分から5分間放送される行政情報番組を放送し、訓練災害放送を月に1度実施する。終了後は設置箇所にアンケートを実施し有効性などを検証。ラジオは役場や公民館など人が集まる公共施設に設置し、事業所などにも置けるよう調整していくという。

 防災ラジオ放送はFMよみたんが緊急信号を発信すると自動的に電源が入り、同FMの周波数に合わせる緊急告知ラジオで50台を使用。ラジオの液晶画面には「地震」や「津波」、「水災害」などが表示され、緊急放送時は最大音量で放送されるという。

 仲宗根社長は「台風8号で村が大きな被害を受け、一日でも早く実施するべきだと考えた。行政の災害放送を補完できる役割を担いたい」と説明。石嶺村長は「確実に伝達できる、地域に根差したラジオ放送の情報は防災対策で大きな力になる」と期待した。