【宜野湾】沖縄国際大への米軍ヘリ墜落10年を翌日に控えた12日、学生主体で沖縄の基地問題や平和を考えるイベント「Just Peace(ジャストピース)~いちまでぃん戦さ世?~」(主催・同大平和ゼミなど)が開かれた。パネリストは県内外の大学生4人と、米国で新基地建設反対の声明を呼び掛けたアメリカン大学のピーター・カズニック教授ら海外からの3人。ヘリ墜落に象徴される沖縄の過重な基地負担の解消と、平和実現のために何ができるかなどを語り合った。

海外から見る沖縄の基地問題について意見を述べる識者ら=12日午後、宜野湾市・沖縄国際大学

それぞれの考える平和について意見を述べる学生=12日午後、宜野湾市・沖縄国際大学

海外から見る沖縄の基地問題について意見を述べる識者ら=12日午後、宜野湾市・沖縄国際大学 それぞれの考える平和について意見を述べる学生=12日午後、宜野湾市・沖縄国際大学

 実行委員長で大阪府の私立大学に通う平良美乃さん(21)が、同世代の若者に基地問題を知ってもらおうとイベントを企画した。

 海外からの3人は同日、在沖米総領事に新基地建設反対の署名、約1万5千人分を手渡したことなどを報告。学生4人は自分の平和に向けた活動や考え方、転機を語った。

 宜野湾市野嵩出身で、国際基督教大3年の元山仁士郎さんは、フロアからの「基地がなくなったらどうなるか」という質問に「自然を生かしたエコツーリズムなどを発展させれば、経済振興にもつながる」と強調。東村高江のヘリパッド建設中止を求める活動をしている友寄元樹さん=琉球大4年=は「戦争を支持する企業の不買運動などで影響を与えることができる。選挙権がなくても、政治参加はできる」と提案した。

 「平和とは」という質問に、眞鍋詩苑(しおん)さん=名桜大3年=は「将来に希望を持てる環境と、それを支える社会をつくること」と答えた。同じ問いにカズニックさんは「米基地帝国が世界に格差を生んでいる。正義と公正さがそろわなければ、真の平和ではない」。ジョセフ・ガーソンさんも「環境との共存を目指し、平和をつくらねばならない」と話した。乗松聡子さんは「沖縄に関しては、日本の人間が責任を持って取り組むべきだ」と訴えた。