【沖縄】沖縄市はこのほど、胡屋十字路周辺にエイサー観賞と体験ができる「(仮称)青年エイサー会館」を整備するエイサーのまちづくり基本計画をまとめた。観光戦略の柱の一つにエイサーを据えて、年間を通じて集客できる観光施設として整備する。

胡屋十字路周辺に建設予定の「(仮称)青年エイサー会館」のイメージ図(沖縄市文化観光課提供)

 昼から夜にかけてのエイサー公演や体験プログラム、旧盆時季のエイサー巡りなどの観光メニューを充実。市観光協会や旅行代理店などとの連携で修学旅行生や海外からの団体客を呼び込んで市内滞在を促し、宿泊施設や飲食店への経済波及効果も高める。

 施設は鉄筋コンクリート2階建てを想定。1階にはエイサー演舞場・観客席、企画展示スペース、情報展示施設、会議室、売店などを配置。2階は体験学習・文化交流施設、立ち見用の観客席などを整える。延べ床面積は2668平方メートル。建設費は約12億1930万円と算定している。

 建設時期は胡屋十字路からパークアベニューに掛けて予定する国道330号線の拡幅工事や、市・県事業との関連性を踏まえ決定。胡屋十字路周辺にまとまった用地がないため、建設用地はこれら事業の残地を活用する方針だ。

 施設は指定管理者制度を利用する方針。施設運営が市の財政を圧迫しないよう観賞・体験料収入や各種収益事業、指定管理料などを合算して、維持管理や人件費などの経費を上回らないようにする収支シミュレーションをつくる。

 市は2007年に「エイサーのまち宣言」をし、市内各地にマスコットキャラクターのエイ坊やサーちゃんの銅像や看板を設置するなどの景観づくりを進めている。12年度にニーズ調査を実施し、エイサー会館を「整備すべきだ」とする意見が6割を超えたことなどで整備を決めた。